空彩の問題行動から多くの気づきを得られたレッスンでした。
飼い主様名 Y.M様
コース 問題行動矯正レッスン
犬の名前 空彩くん
犬種 トイプードル
受講期間 2クール

空彩(そあ)は、我が家に迎えた2番目の犬です。我が家には先住犬として、6歳年上のトイプードル♂晴琉(はる)がいます。晴琉は生後5か月の頃に、糸山先生に「子犬のしつけレッスン」のコースでご指導いただきました。卒業後は、とくに大きな問題もなく成長しました。手がかからず穏やかな性格だったため、私たち家族は晴琉との生活を心から楽しんでいました。そんな中で、「もう1頭迎えたい」という気持ちが強くなり、両親を説得して迎えたのが空彩です。

当時の私は、空彩と晴琉が仲良く寄り添って寝たり、一緒に遊んだりする姿ばかりを想像していました。しかし現実は、私が思い描いていたようにはいきませんでした。空彩は人懐っこくて物覚えも良く、とても賢い子でした。ところが、少しずつ空彩の警戒心の強さや怖がりな一面が見えるようになりました。一方の晴琉も、それまで自分だけだった生活空間に新しい犬が加わったことに戸惑い、空彩のいる部屋へ行こうとせず、2頭が関わることはほとんどありませんでした。

さらに、空彩を迎えて1ヶ月ほど経ったある夜、突然唸り始めました。あまりにも急なことだったので、体調が悪いのではないかと思い撫でてみました。しかし、逆に唸り声は強くなり、私はどうしたら良いのか分かりませんでした。結局、その日はしばらくして落ち着いたため、一時的なことだろうと思っていました。ところが、その後ほぼ毎日のように唸る日々が続きました。最初は原因が全く分かりませんでした。

普段は甘えん坊なので「膝に乗せて!」とアピールしてきます。しかし、いざ膝に乗せると10秒後には突然別の犬になったかのように唸り始めるのです。そして空彩が唸ると、それに反応して晴琉が吠え始めます。その繰り返しに、家族全員が疲れ切ってしまいました。問題なく育った晴琉との生活を知っていたからこそ、「なぜこうなってしまったのだろう」と悩み続けました。そして、一番困ったことは、空彩が本気で私たちに噛みつくようになったことです。

唸っている時に近づいたり、持っている物を取り上げようとしたりすると、本気で噛みついてくるのです。家族全員、血が出るほど噛まれたこともありました。また、やんちゃな性格で何でも口に入れて飲み込んでしまうため、病院で取り出してもらったことも何度もありました。それまでは、「晴琉と同じように育てれば大丈夫だろう」と思い、スクールへ通うことは考えていませんでしたが、この状況を家族だけで解決するのは難しいと感じ、再び糸山先生にお世話になることを決めました。

しかし、晴琉のレッスンの時とは違い、1クールのレッスン終了時では思うような変化が見られませんでした。先生から「今のところだいたいどのくらい改善していますか?」と聞かれた時、私たちは「3割くらいです」と答えていたと思います。一番困ったのは、空彩が先生の前では全く唸ったり噛んだりしなかったことです。ぬいぐるみや靴下を使って唸るときの状況を再現しようとしたり、出張レッスンで自宅にまで来ていただき普段の様子を見ていただいたりしたこともありました。しかし先生の前では攻撃的な行動を一切見せることはありませんでした。

先の見えない中でもどうにかこの状況を変えなければという気持ちの一心で、空彩がどのような時に唸ったり噛もうとしたりするのかを記録し、糸山先生に報告しながら一緒に解決策を考えていただきました。これを地道に続けていくことで、空彩がどのような状況で唸るかということがだんだんと分かってきたため、その原因を排除することで少しずつ効果が見えてきました。そんな中、2クール目に入って間もない頃、先生からいただいた言葉があります。

「空彩は〇〇さん(私)の犬ですよね?」その言葉を聞いた時、私はハッとしました。空彩は私が欲しくて迎えた犬です。私は本当にリーダーとして接することができているのだろうか?空彩にリーダーとして認められているのだろうか?と、自問自答しました。当時の我が家は、散歩へ行く人も決まっておらず、日々の声掛けや接し方も家族それぞれでした。犬たちにとっては、誰がリーダーなのか分からない状態だったのかもしれません。私はリーダーとして接しているつもりでしたが、実際には全くできていませんでした。

先生の言葉によって、そのことに気付かせていただきました。そこで家族と話し合い、私がリーダーとして責任を持って接することを改めて決めました。散歩や日常のお世話もできる限り私が担当し、一貫した関わり方を続けるよう努めました。すると少しずつ変化が見られるようになりました。以前は膝の上に乗ることすら難しかった空彩が、今では膝の上でいびきをかいて眠るほど安心してくれるようになったのです。

また、部屋に入るだけで唸ったり噛んだりしていた攻撃的な行動も、確実に減りました。晴琉も穏やかになった空彩のことを受け入れてくれたのか、今では横に並んで一緒に寝たり、遊んだりする仲になりました。私たち家族は、糸山先生のレッスンを晴琉の時と空彩の時、計2回受講させていただきましたが、その内容は全く異なるものでした。そのため、晴琉の時には気が付けなかったことを、空彩のレッスンを通して多く学ぶことができました。

晴琉のレッスン当時、中学1年生だった私は先生のお話をすべて理解しきれていませんでした。6年経った今、改めて理解したうえでレッスンを受けることができたことで、空彩のしつけだけでなく、犬との向き合い方そのものを見直すきっかけとなりました。その中で、信頼関係を築くことや責任を持って接することの大切さも、改めて実感することができました。空彩の問題行動を、私たちは決して悪いことだとは思っていません。


むしろ、家族として見直し、向き合う機会を与えてくれた存在だと感じています。毎回のレッスンでは30分ほど丁寧にカウンセリングの時間を設けてくださり、レッスンまでの過ごし方や困ったこと、教わったことを実践した結果などを細かく聞いてくださいました。最初のカウンセリングで先生が「絶対に治ります」と力強く言ってくださった言葉に、本当に救われました。

そして、うまくいかなかったことや悩みに対しても、一つひとつ親身になって対処法を考え、分かりやすく教えていただきました。今回改めて糸山先生のレッスンに通ったことで、先生のブレない信念や犬への愛をとても感じました。糸山先生は一見怖そうに見えるかもしれませんが、全然そのようなことはなく冗談も話してくださるような気さくな方です。

空彩の問題行動を私たちは決して悪いことだとは思っていません。むしろ、家族として見直し、向き合う機会を与えてくれた存在だと感じています。これからもレッスンで教えていただいたことを大切にしながら、空彩が安心して過ごせる環境を整え、家族みんなで見守っていきたいと思います。そして空彩との出会いは、私たち家族に多くの学びをもたらし、家族の絆をより強く、より深いものにしてくれました。


私は、空彩との出会いに心から感謝しています。これからもレッスンで教えていただいたことを大切にしながら、空彩が安心して過ごせる環境を整え、家族みんなで見守っていきたいと思います。そして空彩との出会いは、私たち家族に多くの学びをもたらし、家族の絆をより強く、より深いものにしてくれました。空彩との出会いに心から感謝しています。糸山先生、ありがとうございました。