| 飼い主様名 | O様 |
|---|---|
| コース | 子犬のしつけレッスン |
| 犬の名前 | あんずちゃん |
| 犬種 | イタチワ |
| 受講期間 | 2クール |
3ヶ月前に迎えた小さなmix犬のあんずは、我が家にとって4頭目の愛犬です。子犬のお世話も4回目となると、どこか「大丈夫だろう」という気持ちがあり、不安はほとんどありませんでした。しかし、あんずはこれまでの子たちとは少し違っていました。
トイレトレーニングはなかなか進まず、それ以前に目が合うことも少なく、いつも落ち着きなく動き回っている状態でした。名前を呼んでも反応がなく、褒めても叱っても届いていないようで、「この子には何から教えたらいいのだろう?」と戸惑う日々でした。
正直に言うと、「もしかしてこの子は少し苦手なタイプなのかもしれない…」と思ってしまったこともあります。そんな時に出会ったのが、糸山先生のDOG SCHOOL Visseでした。
あんずのレッスンの一番の目的は、トイレトレーニングでしたが、カウンセリングで「ヴィッセでは、トイレトレーニングに特化したレッスンは行っていません。」とのことでしたが、それでも、その場でレッスンをお願いしようと決めたのは、「この子を先生の理念のようにきちんと育てることができれば、トイレの問題は自然とついてくるはず。」と思ったからです。
その理念とは『人間の子供と同じように育てる』というものです。その考え方を伺ったとき、あんずに今必要なのはトイレトレーニングではなく、「安心して落ち着ける心」なのだと気づかされました。そして初めてのレッスンの日、先生から送っていただいた動画を見て、思わず息を呑んでしまいました。
そこには、きちんと座り、まっすぐ先生の目を見つめ、褒められて嬉しそうにしているあんずの姿がありました。その姿を見たとき、「あんずができない子なのではなく、私の関わり方が違っていたのだ!」と、はっきりと気づかされました。今までの子たちは、たまたまうまくいっていただけだったのかもしれません。
あんずの瞳はきらきらと輝いていて、「もっと知りたい!」「もっと教えて!」と語りかけてくるようでした。レッスン後も先生のそばに寄り添う姿を見て、この子はやっと“分かってくれる人”に出会えたのだな、と感じました。そして本日、10回目のレッスンを終え卒業しました。
ヴィッセの基礎となるコントロールポジションも、最初はリードを踏まれると落ち着かずにもがいていたあんずが、今ではすぐに落ち着いて気持ちを切り替えられるようになりました。自宅でも、ケージの扉を開けて名前を呼ぶと、こちらを見て静かにお座りをし、「ヨシ」の合図で出てきます。
いつもこちらを見つめながら、「何か言ってほしいな♪」と待っているような、そんな穏やかな表情を見せてくれるようになりました。おもちゃで遊ぶときも、投げて欲しいときはそっと前に置いて座り、投げると取りに行って、また戻ってきて座る。その一つひとつの姿に、小さな成長と健気さを感じています。
たった10回 3ヶ月。それでも、あんずはこんなにも変わりました。そしてもう一つ、嬉しい出来事がありました。レッスンを受けていない先住犬が、あんずの姿を見て学び、名前を呼ばれると目を見て座るようになったのです。思いがけない良い連鎖に、心が温かくなりました。
これまで私は、トレーナーさんにお願いするのは特別なケースだと思っていました。でも今は、犬と穏やかに、そして幸せに暮らしたいすべての方にとって、大切な選択のひとつだと感じています。褒めるタイミング、伝え方。その少しの違いが、こんなにも大きな差になるのだと実感しました。
『人間の子供と同じように育てる』この言葉は、やさしくて、そしてとても深いものだと思います。我が子のように大切に思えば、自然とできることばかりです。熱い道を歩かせないこと、独りにしないこと、正しくとご飯やお水を与えること。毎日のお散歩を怠らないこと。歯をきれいに保つこと。悪いことは根気よく伝え、良いことは心から喜ぶこと。その当たり前のことを、これからも大切にしていきたいと思います。
情報があふれる今、迷うこともたくさんあります。だからこそ、信頼できる先生に出会えたことは、何より心強いことでした。もしも別の言葉を信じて叱ることを選んでいたら、あんずとの関係はきっと違っていたと思います。褒めることで、こんなにもお互いが満たされるのだと知ることができました。
糸山先生、本当にありがとうございます。
心から感謝しております。