横浜市の犬のしつけレッスン

生後３カ月の時に、柴犬のハチを我が家に迎えました。これから家族でドッグカフェやお花見など、どこにでも一緒に連れて歩けると思っていたのですが、日に日に吠える回数が増えてきました。
 
元々警戒心の強い性格で、小さな子供と特に初見の小型犬に対して吠えてしまうことが一番の悩みでした。酷くならないうちに何とかしなくてはと、本やインターネットで調べて改善しようと試みたものの、全く改善することはありませんでした。
 
そして、１才が過ぎ色々と悩み続けていた時、Visseのホームページに辿り着きました。H.Pを読み、他のしつけ教室とは違うしつけに対する考え方に共感して、カウンセリングを申し込みました。
 
カウンセリングで先生から吠えてしまうハチに対して、私達は「吠えるという間違い」をただ叱るだけで、どうすれば良いかの「正解」を教えていないので、結局、吠えることを強化しているだけだということを気づかされました。さらに先生が、
 
「善悪の概念がある子供を叱れば、反省と後悔をして悪い行動が改まりますが、善悪の概念がなく、反省と後悔ができない犬をいくら叱っても良い行動は身につきません。犬も子供も褒められることでよい行動が身についていくのです。まして、叱って犬がお利口になるなら誰も苦労はしません。
 
犬も子供と一緒で、良くない行動＝間違いを叱って終わりではなく、良い行動＝正解をセットで教えなくてはいけません。叱りっぱなしで終わるのではなく、良い行動を教え最後は必ず褒めて終わらなければなりません。それが心を育むということなんです。」

と話していただき、簡潔で説得力のあるお話を伺い、ヴィッセにお世話になろうと即決しました。

飼い主との３０分間のカウンセリングから始まるレッスンでは、毎回驚きと発見の連続でした。その指導には一貫性があり、改善すべき点と考えが安易な私達に、本気で熱心に教えてくれます。

分からないことや不安に思うことを質問すると、先生はすぐにどうすれば良いのかを、実体験のたとえ話を交えながら、分かりやすく答えてくれます。その度に、いかに自分達が間違った知識で接していたのだと反省ばかりでした。
 
レッスンが始まったころは失敗ばかりでしたが、ヴィッセのテキストの基礎になる「日常生活で行う３つのこと」「アイコンタクト」「一時待機の待って」を、毎日繰り返し練習しました。

そして、その中でもいかにアイコンタクトが大事なのかを気づかされました。今まで何となくやれていたことはまぐれであって、いかに自由奔放に育ててしまったのだと解りました。改善の必要があるのはハチではなく、私達飼い主だったと気づかされれました。

私たちは、毎回レッスンで行われる３０分のカウンセリングでの学びを記録し、継続して本気で取り組みました。するとハチも日に日に落ち着いてきて、レッスンに通い始めて３週間目には、ハチの行動に変化が表れました。

子供や犬を見ると吠えかかっていたハチに、今まではハチが吠えた時に「いけない！」と叱っていたのですが、ハチが吠える前に「待って！」と声をかけると、吠えることなく私を見るようになりました。先生から教わった「緊急の待って！」が実践できた時は本当に嬉しかったです。
 
またあれほど嫌がっていたケージに自ら入り、お留守番ができるようになったのです！あの時の感動は今でも鮮明に覚えています。ヴィッセではお預かりをしてレッスンを行うので、必ずケージに入って次のレッスンまで待たなければなりません。先生はここで犬に我慢を教えているのだそうです。
 
ハチが吠えた時にハチに対する声掛けも、「待って」「グード！」「ノー！」を家族で徹底し、長い文章で語りかけるのではなく、短い言葉で指示をするようにしました。そして、何よりたくさん褒めることを心掛けていました。
 
そして、失敗した時はすぐに家族で報告をし合い、「先生ならこうするよね！」と、今までの学びを応用できるように話し合いをしています。ヴィッセで2クールのレッスンを終えた今、やっとハチとの暮らしのスタートラインに立てた気持ちです。
 
明日からも、ヴィッセの理念である「子供と同じように育てましょう」という理念を心に刻み、ハチと向き合っていきます。先生から頂いたテキストは常に手元において、これから起こる様々な出来事の時に読み返し、基礎を忘れないようにします。
 
先生が「犬の一生は毎日が夏休み」と仰っていました。ハチが毎日夏休みのような幸せな時間を過ごしてくれることが私達の幸せです。Visseに通って本当に良かったです。たくさんのご指導をして下さった糸山先生、2クールのレッスン本当にありがとうございました。