2023年4月29日土曜日 昭和の日
17時30分 カウンセリングatヴィッセ
れんを家に迎えたのは、茨城で2021年12月20日に生まれて3ヶ月が過ぎた2022年3月27日(日)。私たち家族にとって初めての犬です。可愛くて、家の中ではイタズラばかりして、ご飯はがっつくというイメージがピッタリなほどよく食べました。
お散歩も5月の連休明けからスタートして、バイクへの追っかけ、拾い食いが多く目が離せなかったが、人が通る時は止まりじっと見て、犬が来てもじっと待っていて、近寄って来ると「遊んで遊んで」と、はしゃいでいました。
しかし、それが7~8ヶ月を過ぎる頃になると体も大きくなり、バイクへの追っ掛けは勢いを増し、油断していると腕ごと引っ張られてしまうぐらいになり散歩が難しくなりました。
また犬への威嚇が激しくなり、お散歩中に遠くにいる犬を見つけるとロックオンして、伏せをして戦闘体制で待ち、近くに来ると吠えかかり、それも飛び跳ねて首を左右に大きく振って吠えまくるので、飼い主の方は恐怖で逃げていく感じでした。
私は、申し訳ないやら、恥ずかしいやら、いろんな辛い気持ちが交錯する日々が続き、お散歩は他の犬に会わないように、時間と場所を変えながら行きました。
犬と出会ったときは道を変え、またバイクが通らない道を探しての散歩が続き、散歩すること自体が苦痛になっていきました。
しつけをした方が良いとは思っていましたが、どうやってしたらよいのかもわからず、ほとほと困り果て、どこに相談したらいいかわからない日々を過ごしていました。
そんなある日、ネットでしつけ教室を探していると、私の境遇と似たような「お客様の声」を見つけ、読み終わった後は感動で涙が出るほどでした。私は、すぐにそこに連絡してカウンセリングの予約をしました。そこがドッグスクールVisseでした。
カウンセリング当日、れんはVisseに入ると落ち着かない様子で、しばらくすると我慢出来なくなり吠え始め、私が止めようとしても吠えるのをやめません。
糸山先生に「ノー!」と叱られて少し落ち着きましたが、すぐに吠え始め、さらに先生からきつく「ノー!」と叱られ少し落ち着く。この繰り返しでした。
しかし、この時私は、糸山先生の叱り方を目の当たりにしてびっくりしました。なぜなら先生の叱り方がとても真剣で本気だったからです。それは、まるで子供が悪いことをしでかした時に、しっかりと叱る父親のような姿でした。
私は、これまで糸山先生のようにれんを本気で叱ったことはありませんでした。私が叱っていたと思っていたのは、軽く注意する程度ぐらいだったと思いました。
座って待つこともできず、要求吠えすればなんとかなるように育ててきたことを後悔しました。正直、犬に対してどう接したらいいかわからないまま1年4ヶ月経過した感じでした。
カウンセリングを受けて、今日まで吠えたり暴れたりすることを、犬の問題だと思っていた自分が恥ずかしくなり、私自身の意識を変え、私自身をトレーニングしなくてはと強く思ったので、すぐにレッスンをお願いしました。
この日の帰りは、自分の無知さで何もれんに伝えられずに、れんが迷うことばかりのリーダーシップのない飼い主だったと気付き、れんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
帰路の運転は頭が真っ白になり、どの道を通ったかを思い出せないほどカウンセリングは衝撃的な時間でした。今でも忘れられないです。
2023年5月4日木曜日 みどりの日
11時30分 1回目のレッスン
いよいよレッスンが始まりました。この日もVisseに入るなり吠え、わたしの静止は全然聞かず、糸山先生に叱られて吠えるのがやっとおさまりました。
先生が「車に例えると、トイプードルが軽自動車なら、ボーダーコリーはフェラーリなんです。しかもマニュアルです。乗りこなすには、運転手がそれなりの技術がないと操るのが難しい車です。
片手運転や飲み物を飲みながら運転出来る車じゃないんです。あくまでも私見ですけどね。」と言われた時、犬を飼う初心者には不向きということが痛いほどわかりました。
家族の一員ならダメなものはダメ、良いことは褒めることをしないと、犬も困惑して何が正しいかがわからないんだってことを知りました。
カウンセリングの時にテキストを頂き、目を通しましたがとくに難しいことが書いてあるわけではなく頭では理解できるけど、実際に出来ているのか?と言われると何ひとつできていませんでした。
犬のしつけで「アイコンタクト」ってよく耳にしますが、本当の犬とのアイコンタクトが全く出来ていなかったのです。本当のアイコンタクトとは、犬にオヤツを見せなくても、犬が飼い主の目を信頼の眼差しでまっすぐ見上げることです。by糸山先生
午前中、糸山先生と飼い主との30分間のレッスンで、「犬ができないのは仕方ないです。だって教えていないんですから。
しかし、周りの迷惑になるような行動をしたときは、本気で叱ってください。本気で叱らないと伝わらないんです。叱ることに技術はいりません!」
と、顔を真っ赤にして必死に私に伝えようとしてくれている糸山先生の熱い気持ちに打たれて、本気でれんと向きあい、教わったことを毎日毎日コツコツとやらなくてはいけないと思いました。
16:00から近くの根岸公園まで歩いてお散歩レッスン。この日は糸山先生がリードを持ち、歩き方、他の犬が来た時の対処の仕方、バイクが来た時の対処等を教えてもらいました。
もう帰りは、れんも私もヘトヘト。この日も頭の中は真っ白で帰り道の記憶が全くないのが怖いぐらいです。
2023年5月12日金曜日
11時30分 2回目のレッスン
レッスンの始まりは、必ず教室の入口で境界線(アイコンタクト)をやりますが、私がれんの名前を呼んでも、私の目をまっすぐ見上げることはありません。れんの視線は、教室の中にいる犬達です。
完全にロックオンしています。そして、教室に入るや否や、ケージに入っている犬に吠えかかり、私が止めても正気を失っているれんには聞こえません。
糸山先生が、吠え止まないれんのリードを持って1回叱ると、少し落ち着いた感じでしたが、また吠えたので2回目の叱りを受けたら、糸山先生の顔を見て吠えるのをやめ、もうそれからケージを見ることはせず、大人しく伏せていました。
本気の差でした。そして、大人しくなったれんを、今度は一転して先生は優しく「グード!、グード!」と、何度も褒め続けてくれました。
先生から「叱るだけでは良い行動は身に付きません。犬も子供も褒められることで良い行動が身についていくのです。そして、たくさん褒められることで『ダメ』がきちんと理解できる犬に育ちます。」と話して頂けました。
この日は、「アイコンタクト」と「一時待機の待って」の基礎練習をしました。そして、毎日1週間続けて、どこまで出来たかの動画を、次回レッスンの前日にLINEで送ることになりました。
家では、れんの気を逸らすものがあまりないので、れんもそれなりに出来ていました。しかし、いざ教室でやってみると、家ではできていたことができなく、家の外でやることがどれだけ難しいかを思い知らされました。
スポーツで言うと、家でやることは基礎練習。そして、外でやるのが本番=ゲーム。本番で出来るようになるために、家で基礎練習を何回も繰り返す必要があることを学びました。
この日も16:00から根岸森林公園までお散歩レッスン。1回目のトレーニングの時に首輪を変えてからお散歩が楽になり、れんも慣れるにつれ犬へ吠えるのがなくなり、
バイクへの追っ掛けも弱まってきました。飼い主がコントロールの仕方を覚えれば、れんも変わることを実感した日でした。本当に運転手次第だと思いました。
2023年5月17日水曜日
9時30分 3回目のレッスン
今日はれんだけの完全個人レッスンです。この日もVisseでの境界線では、私の声では振り向きません。糸山先生と変わり、れんは糸山先生に名前を呼ばれると、先生の目をまっすぐ見上げます。「やっぱり本気の差なんだろうな~」と思いました。
この日はバイクや車の音に慣れるために、山手駅前の商店街へ刺激のシャワーを浴びるレッスンに出かけました。「系統的脱感作」というそうです。家でトレーニングしている成果もあり、歩道に座ってバイクや車の通るのを見ています。
ずっと大人しく座っているなんて夢のようです。場所を変えながら刺激に慣れさせる1時間のレッスンは、無事に終了できました。
2023年5月26日金曜日
10時30分 4回目のレッスン
この日は、最初の予約の時間だったので他の犬がいません。普段のお散歩中にできなかった境界線のアイコンタクト。「れん」と呼びましたが、1回目は振り向きません。
やり直しの2回目、れんの名前を呼んだとき初めて顔を上げ、私の目を見てアイコンタクトが出来ました。嬉しかったです。心から嬉しくてれんにグッドを何回も言いました。
この日も飼い主としての心構えを糸山先生から教えていただき、前日に1週間の報告と相談をLINEしていたので、そのことでアドバイスをいただきました。
ひとつは、フライパンで料理を作り始めると、フライパンのシャカシャカする音に反応してテーブルの周りをぐるぐると走り、料理が終わるまで回り続けること。
ふたつめは、雨戸を開ける音に反応し、またテーブルの周りをぐるぐる回ってしまうことを相談しました。対策したのは、首輪をつけて一緒にいてあげると落ち着いているので、最近は首輪をつけるようにしていることを伝えると、
「対処方としてはそれで良いと思います。ただこれは、飼い主がどこまで求めるかなので、首輪をつけなくても大人しく出来るようにしたいなら、毎日フライパンの音、雨戸を開ける音を連続して聞かせ刺激に慣れさせることが改善策になります」と、教えてもらったので毎日やることにしました。
そして、次の予約のわんちゃんが入ってくると、そのわんちゃんはれんに向かって吠えるのですが、れんは全く動じず伏せをしてそっぽを向いていました。以前はあれだけ吠えまくっていたのに奇跡です。嬉しいってこういうことなのですね。
この日も他のわんちゃんと一緒に根岸森林公園までお散歩レッスン。根岸森林公園では、10メートルのロングリードを付け、オモチャを投げると追いかけて走り回り楽しそうです。
れんがオモチャを持ってくると、糸山先生が強弱をつけた引っ張りっこを教えてくれて、「アウト」と言うと、れんが口からオモチャを離したのです!遊び方ひとつも、れんがわかりやすいように、ひとつひとつのやりとりに意味があることを学びました。
2023年6月1日木曜日
11時30分 5回目のレッスン
早いもので、今日で1クールのレッスンが終了します。入口の境界線は、今日は私の声には反応せず、代わりに糸山先生がやると、先生の声にはしっかりアイコンタクトをしてまっすぐ見上げていました。
教室には、2頭のわんちゃんがケージの中に入っていて、れんが入ると吠えていましたが、れんは無反応でいつものようにコントロールポジションで伏せをすることができました。
トレーニング始めてからわずか1ヶ月で、ここまで成長するとは夢にも思っていませんでした。先生にここまでのトレーニングについて感想を聞かれましたが、お散歩が怖くなくなったのが本当に嬉しくて、
しつけについても毎日毎日続けていくことで、れんが落ち着く時間が増え、アイコンタクトも出来る回数が増えたのを感じ取れるのが嬉しかったです。
無駄吠えも最初はしていましたが、1ヶ月経った頃にはあまりなくなり、吠えても「ノー」と「待って」で静止が出来るようになり、あの頃が嘘のようです。糸山先生からも「ここまで順調にきています。」と言っていただけ本当に感謝しかないです。
この日も他のわんちゃんと一緒に根岸森林公園までお散歩レッスン。ロングリードで走り回って楽しくしているれん。その姿を見ていると本当に嬉しい気持ちになります。
糸山先生から「走ることを喜ぶ犬種だから、毎日でも走らせてあげる工夫をしてあげてください。何しろフェラーリですから。走る喜び以外でも、犬に何を与えてあげたら幸せなのかを考えて下さい!
男の子供がいて、野球したいって言われたらグローブとボールを買ってあげることは簡単かもしれないけど、毎日、お父さんが仕事終わって帰ってきたらキャッチボールしてくれたら子供はどんなに嬉しいでしょう?
『頑張って上手くなろう!』って思いますよね!お父さんのこと尊敬しますよね!大好きになりますよね!逆に、お父さんは毎日仕事で遅いからってひとりで壁にボール当てて練習してろって言われたら、子供は嬉しいでしょうか?寂しいですよね!
犬は人の6倍早く成長している。犬は明日のことなんて考えていない。今を一生懸命生きている。今この瞬間を大切にしている生きもの。
犬との生活はそんなに長くないです。いつかれんとの別れが来たときに後悔しないように何を与えてあげるのが大事か!毎日毎日ちゃんと考えて犬に接してあげるのが飼い主の役目だと思いますよ。
ボーダーコリーはとにかく走るから、ロングリードをつけて、「待って」で待たせて飼い主はリードを持ち、10メートル先に行き『ヨシ』で一緒に走り出します。
犬は必死で飼い主を追いかけ、飼い主は短い距離で済むから年を取っても遊べる方法です。」とアドバイスを受けました。
本当に親身に真剣にれんと私に向き合ってくれる糸山先生。こんな人となかなか出会えないよな。2クール目もこの人についていくしかない!
2023年6月8日木曜日と
10時30分 6回目のレッスン
今日から2クール目のレッスン。概ね順調と言われすごく安心。散歩で他の犬に対し反応はするが、リードをしっかりもっていると吠えることはほとんどなくなった。
バイクに対しての反応の方が、他の犬に対してより強い気がするが、糸山先生から反応するのは仕方ないです。これぐらいであれば問題ありません。と言ってもらえた。
夕方、根岸森林公園までのお散歩レッスン。いつものようにロングリードで遊ぶ。離れているれんを『オイデ』で呼んで戻ってはくるが、私の前では止まらず興味のある方に走ってしまう。
ロングリードで自由度が増している時、指示に対してまだ対応ができていない。これはもっとトレーニングをしていかなくては!
遊びもいくつもあるので、れんの心を掴む遊びをいろいろ試して見つけることが必要なことを痛感。まだ飼い主に対してそれほど忠誠心を持てていない可能性大。
2023年6月16日金曜日
11時30分 7回目のレッスン
レッスンは前回同様、お散歩や他の犬に対してはリードをつけていれば問題なくできている。フライパン、雨戸への反応もリードをつけて毎日慣らさせているからだんだん慣れてきた。
リードを外すとフライパンの音に反応するが、『れん、待って』で一度止まってアイコンタクトが出来るようになり、また走り出す時もあるが、一度正気に戻るので徐々に落ち着くことが出来るようになった。
シェイカーの音でも走るようになったが、「緊急の待って」で落ち着いてお座りが出来るようになった。境界線のアイコンタクトがまだできないので、先生から交差点でぐるぐる回る練習を教えてもらい、後日やってみたら周りの目が気になり2周で断念。
午前中のレッスンの後、いつものようにれんを預けているときに、糸山先生から電話。嫌な予感が・・・。
先生:「毎日歯磨きをしていますか?」
私:「たまにしかしていません」と答えると、
先生:「毎日してください!れんの月齢でこの歯石は多過ぎます!ブラッシングも毎日人間と同じようにしてください。身体のケアができなくて犬の命を守れますか?」と、またもや飼い主として恥ずかしい指摘をされる。
今日のお散歩は、暑いので教室から車で根岸森林公園へ移動。今日のれんは公園にたくさんいる犬に反応して、名前を呼んでも他の犬に夢中になってしまう。指示がまったく入らなくなる。
先生が「ボーダーコリーは忠誠心が強いので外にいても、飼い主をずっと見ていることが多いが、れんみたいに自由にしている子は珍しいです。」と言われました。。よく言えば自立しているのかもと。
今日は外で「一時待機の待って」をやってみたが、先生に『グッド』に心がこもっていません。もっと『グッ〜〜ド』と長く言ってあげると、れんもそれでいいのだなと納得しやすいです。
『待って』と『グッド』は別の単語として、少し離して言う。「細かいことだなー」ってこの時は思ったが、このアドバイスが、後にれんの指示への理解度が増すことになった。糸山先生すごい!
今日も犬と人間は一緒ということをまたもや再認識した。4月29日のカウンセリングの時と同じく真っ白な感じでの帰路。
家に帰り、まずは夜歯磨き。
嫌がるがなんとか成功
翌朝、散歩から帰りブラッシング。
朝食後に歯磨き。
昨晩と違い、まったくの拒否&噛みつき!!!
仕方なくリードをつけてやるも、
噛みつきがひどく暴れる始末。
リードを引っ張り本気でノーを3回
れんも暴れたが、3回目が終わったら落ち着いて
腕をぺろぺろ舐めてきたのでグットでなだめる。
歯磨きを再開して、なんとか成功。
ふー。本気はこちらの体力の消耗が激しい。
でもこの日かられんとの距離がグッと縮まった気がした。
2023年7月13日木曜日
16時00分 8回目のレッスン
梅雨の雨や、体調不良などにより、6回目からはレッスンの間が1ヶ月ほど空きました。でもそれは糸山先生とのつながりが長くなると思うと、逆に良かったなって思います。そして、この空白の1ヶ月でれんは見違えるほど成長しました!
今日は16時30分から根岸森林公園のお散歩から合流。れんは芝生の広場で嬉しそうに走り回っています。れんはバイクの音に敏感ですが、この公園はバイクの音はそこまで近くに聞こえてこないので、比較的指示も受け入れ走り回っています!
17時30分から山手商店街で2度目の個人レッスンです。れんはバイクの音に反応してしまうので刺激のシャワーを浴びに行きます。しかし、なぜかこの日はほとんどバイクが通らない。
バイクが通っても、ほとんど引っ張ることはなく目だけ追うだけでした。先生との会話もマンツーマンの時は、いろいろ話が聞けるのがとても参考になります。合計2時間のレッスンでしたが、れんはお疲れで帰りの車では爆睡していました。
2023年7月27日木曜日
11時30分 9回目のレッスン
午前中のレッスンで、昨日送ったLINEの報告を元に先生から「概ね問題がないですね。」と嬉しいお言葉を頂きました。歯磨きも慣れてきて歯石も少し薄くなり、バイク、他の犬に対しても反応はしますが、以前のように吠えて暴れることはなくなりました。
先生から毎日行っている「アイコンタクト」や「一時待機の待って」の練習など出来るようになっていれば、もう毎日やらなくてもいいと言われ、「えっ!やらなくていいの??」と思ったので、質問すると、
「家庭犬は毎日が夏休み。警察犬や盲導犬になる訳ではないので、どれだけ楽しんで犬生を過ごすかが大事なこと。レッスンでやることは、あくまでも習慣化させるためのものなのです。
なので、習慣化したらたまにメンテナンスとしてやってあげる程度で問題ありません。」とのことでした。確かにどこに目的を置くかによって、やることは変わってくるって思いました。
この日も、れんを預けたあとレッスン中の様子を撮った動画が先生から届くのですが、れんが名前を呼ばれたのに振り向かず顔を上げるのが遅いのが目立ちました。
最近、歯磨きの時など呼んでも歯磨きだと思うと、知らんぷりをすることがありましたが、ここでもやっていて『聞こえてるのに知らんぷりはよくないなー』と感じました。
先生から指示を無視した時の「ノー」の使い方の動画を送ってもらったので、それを真似してこの無視する態度は改善させようと思いました。この「ノー」は叱る「ノー!」ではなく、注意する「ノー」です。
犬は「グッド(それで合ってるよ)」と「ノー(それは違うよ)」で自分の行動が良いか間違っているかの判断できないので、呼んでも振り向かない行動は「ノー」を使って、間違っていると認識をさせれば振り向くようになるはずです。」と教えていただきました。
根岸森林公園は、猛暑でも夕方は涼しくなり、れんも喜んで走り回って9回目のレッスンが終了です。帰りの車では伏せをして寝ていました。あまり他の犬と遊ばないれんですが、ヴィッセに来ているわんちゃん達とは遊んでいるのでホッとします。
2023年8月24日木曜日
10時30分 10回目のレッスン~最終回~
いよいよ今日で卒業。4月29日のカウンセリングの前までが嘘のような毎日を送ることができ、れんと本気で向き合うと決めて、うまくいかない日もたくさんあったけど、
ここまで来られたことは、れんのこれからの犬生にとっても、私にとっても非常に重要な4ヶ月になったなーって思いました。そんな気持ちで家を出発してレッスンに向かいました。
Visseの入口での境界線のアイコンタクト。これがなかなか出来なかったのに、今では普通にアイコンタクトが出来るようになっていることが信じられないです。安心して教室の入口に立つことが出来ました。
コントロールポジションも毎日練習していたので、リードを踏むとすぐに伏せをすることができました。最初はここから出せと言わんばかりに吠えまくり、暴れていたことが嘘のようです。
午前中のレッスンでは、前日にラインで報告してあったのでスムーズに進み、概ね問題ないとのアドバイスをいただきました。そして、先生から
「基礎をしっかり覚えたので、あとは飼い主がどこまで応用を求めるかです。『オイデ』ができたり出来なかったりを、それで良いと思うのか?もっと出来るようにした方が良いのか?
『オイデ』と呼んだら必ず来るようにしたかったらそうすれば良いし、どんな状況でも『待て』ができるようにしたかったら、そうすれば良いだけのことです。すべては飼い主さんがどうしたいかです。
家庭犬のしつけで『こうすべき』」とか『こうしなければならない』という画一的なものは一切ありません。周りに迷惑をかけていなければ家庭犬としては十分だと思います。これは子供も同じだと思います。」とお話しいただけました。
私も仕事が夏休みになり、れんといる時間も長かったので、預けて出ていく時のれんの寂しそうな目が後ろ髪を引かれる思いでしたが、しばしのお別れ。また夕方ね。
夕方の根岸森林公園でのお散歩レッスン。今日は新しいお友達がたくさんいて、クンクン臭いを嗅がれても嫌な顔せずにじっとしているれん。自分から他の犬のとこには行かないけど、来られてももう大丈夫。
以前はいつ吠えるか暴れるかヒヤヒヤしていたのに、ここまでのレッスンのお陰で大人しくしています。ここまで成長できたことには、糸山先生に感謝しかありません。このご縁は、私の一生の宝物になりました。
私のしつけに対する意識が低く、時に厳しく指導されたこともありましたが、いつも真剣に本気でれんや私に接していただいている先生の熱意が伝わってくるので、信頼して必死でついていくことができました。
レッスンは終了しますが、これで終わりではなく、ここからが始まり。毎日が夏休みのれんの犬生にとって、より良い道を一緒に過ごしていけるように頑張ります!
糸山先生は、アニマルコミュニケーションも勉強していらっしゃるので、れんのことを精神性の高い自立した犬だと言ってくれました。
4ヶ月前までは、吠える暴れるのオンパレードだったれんが、この数ヶ月で人間社会で生活していく必要のある行動を身につけ、どこに出しても恥ずかしくない子になりました。
れんの本当の素顔が精神性が高いと言ってもらえたことは、本当にうれしいです。そして、れんの飼い主として私も成長して行く必要があると感じ、身が引き締まる思いがしました。
この出会いに感謝です。また夕方の散歩に成長したれんを連れて公園に遊びに行きます。
糸山先生ありがとうございました。