横浜市の犬のしつけレッスン

生後３か月でこむぎを迎えたときは、ペットショップの店員さんからは、とても賢くていい子ですよと勧められ、ラブラドールといえば盲導犬の賢くて穏やかなイメージがありました。

しかし、いざ迎えてみるとイメージとは全く真逆で、吠える、物を壊す、噛みつくという行動が激しく、私たちの手はすぐに傷やあざだらけになりました。ラブラドールの子犬はやんちゃで大変だということが分かったのは、暮らし始めた後に知り夫婦で愕然としました。
 
そこで訓練士の方に出張で来ていただき、レッスンを受けました。レッスンで教わるおすわりやお手の芸はすぐに覚えてできるようになりましたが、吠える、噛むなどの行動は一向に変わりませんでした。

訓練士の方からは、吠えたらチョークチェーンで首を絞める、コインを入れた缶で大きい音を出して驚かせるなどの方法を教わりましたが、嚙みつきや吠えは良くなるどころかますます増えていき、鼻にしわを寄せて噛みついてくるようになり、毎日毎日怒ってばかりでこむぎを幸せにしてあげられていない申し訳なさでいっぱいでした。
 
その頃、ネットでヴィッセを見つけ糸山先生にご相談しました。
ヴィッセでは、しつけと訓練は違うという理念の基、いわゆる芸を教えるしつけとは違い、行動学に基づいて説明してくださるので、最初から納得して続けることができました。

こむぎはなぜこんなことをするんだろうといった悩みを相談すると、糸山先生は、もし自分がこういう立場だったらどうします？と、具体例を挙げてわかりやすく説明してくださり、おかげで犬との接し方の考え方が180°変わりました。

ヴィッセでのレッスンは、こむぎのレッスンというより、私たちのレッスンだったと実感しています。そしてなにより、こむぎは糸山先生が大好きで毎回とても楽しそうに通っていました。
 
最近では、以前のように鼻にしわを寄せて噛みついてくるようなこともなくなり、穏やかな時間が増えました。飼い主はまだまだ至らぬところが多いですが、以前よりも少しずつこむぎとのコミュニケーションが取れてきたかなと思います。

これからも糸山先生のおっしゃる、犬の気持ちを考える想像力を大事にしながら、こむぎとの時間を楽しんでいきたいと思います。

本当にありがとうございました。