横浜市の犬のしつけ教室/犬のしつけは何のため?
犬のしつけは何のために行うのでしょうか?「訓練所に預けたけど、帰ったら元に戻った」「本を何冊も読んだけど、上手くいかなかった」「しつけ教室に通ったが、トレーナーの言うことは聞くけど、私のいうことは聞かない」」など、こういう話をよく耳にします。
何故こういうことが起きるのかというと、↑の方々に共通していることは、「何のためにしつけをするのか?」という目的(ゴール)がないまま、しつけやトレーニングを行っているからだと思います。
別なことで例えれば、「英会話教室に通ったけど全然喋れるようにならなかった」と言われる方も、そこに目的や必要性がないからです。しつけの目的は、それぞれの飼い主によって違うと思います。
「自分が不安だから」 「周りに迷惑をかけないため」「快適に暮らす為」など・・・。
そして、その答えは、貴方自身が自分で考えて出さなければならない答えなのです。他人に聞いても答えられない問題なのです。なぜなら、犬も犬の性格も、飼い主も飼い主の性格も、そして、生活環境も家庭環境もすべてが違うからです。
僕も日中、犬を預かってレッスンをするので、「犬を預けると先生のいうことは聞いても、飼い主のいうことは聞かないのではないでしょうか?」という質問はよく受けます。
以前、ご夫婦で問題行動のカウンセリングを受けられた奥様から、同じ質問を受けました。すると、傍にいたご主人がすかさず、「もしそうなったら、俺たちが駄目だってことだよ」と、奥様に言ってくれたのです。僕は思わずご主人に拍手をしてしまいました。
しつけ教室は「基礎」を学ぶところです。私がどんなに犬をトレーニングしても、飼い主がトレーナーから学んだことを、日常生活という「応用」の場で「実践」できなければどうにもなりません。
そして、自分が愛犬になったつもりで、「自分の生きがいは何だろう?」ということも考えてみて下さい。「ご飯を食べること」 「散歩に行くこと」 「ボールを追いかけること」 「友達に会うこと」
なんだか禅問答のようになってしまいましたが、これらの疑問に対する答えはひとつではありません。何故なら100の家庭があれば、100通りの暮らし方があるのですから。そして、その答え一つひとつをじっくりと探してみてください。
※ちなみに私の答えは、「誰からも愛され、どこに出しても恥ずかしくない子に育てる為」です。