コーイケル・ホンディエのルークくん、6ヶ月です。飼い主さんが〇〇チを拾うまで、大人しく待っています。なかなかこういう光景には、お目にかかったことがありません。
「待って」は犬のしつけの定番ですが、このように外できちんと応用が出来ている人を見たことがありません。
ヴィッセのカウンセリングの時に、飼い主さんに「待って」を必ずやってもらうのですが、面白いことに全員の飼い主さんに共通していることが3つあります。それは、
1.必ずおやつを見せる
2.犬が待っている間、一言も褒めない。
3.ちゃんと解除しない。
1.の、オヤツを見せて「待って」を教えると、犬はオヤツの為に待つようになります。
そして、最悪なことは「オヤツに対する執着心を育んでしまう」ことと、「オヤツがないとやらない」ことです。
2.は、皆さん最後に褒めますが、犬が待っている間、無言か待って待ってを繰り返します。ヴィッセでは、
「グ~ド!グ~ド!!」と褒め続けます。「グ~ド!」は「正解だよ!」「その行動は合ってるよ!」という
意味を持ちますので、犬は安心して待つのが楽しくなり、あなたの為に待つようになります。
3.は、皆さん犬が座った状態で「ヨシ!」と言ってオヤツをあげるので、これは「よくできたね~」の「ヨシ」で、
解除の「ヨシ!」ではありません。待っての目的は、飼い主が「ヨシ!」または「OK!」と言うまで、吠えることも
含めて犬の動きを止めるためのものです。そして、家で出来ても外で出来なければ意味がないと思います。
ヴィッセの「待って」には、3種類のマッテがあります。ちなみに、僕は「待て」という命令調が嫌なので、
子供に言うように「待って」と言います。
1つ目は、「一時待機の待って」。☝のマッテがそうです。
2つ目は、「帰って来るからねの待って」。出かける時は無言で出て行く、とよく言われていますが、
ヴィッセでは必ず声をかけて出かけてもらっています。
3つ目は、「緊急の待って」です。これはお散歩の時に、万が一リードや首輪が外れた時に役に立ちます。
そして、犬の命を守るマッテです。
どうでしょうか皆さん、ちゃんと「待って」が応用出来ていますか?