とくに指示をして「伏せ」や「座れ」をさせて待たせているのではなく、犬が自発的に「「座れ」や「伏せ」をして待っています。見て頂けるとお分かりの通り、飼い主の方々は足でリードを踏んでいます。「コントロールポジション」と言って、ヴィッセのレッスンの基礎となるものです。このコントロールポジションは、テレビを見たり本を読んだりしながら行えるので誰にでもできます。
これを訓練でできるようにするか、毎日の習慣として身につけさせるのかアプローチの違いです。ヴィッセが考える犬の(子供の)しつけは、いちいち指示をして言うことを聞かせるのではなく、犬が自発的に行動すること=良い習慣を身につけさせることです。
習慣=
しつけなのです。この習慣が一旦身に着くと、犬は何十分でもこの態勢でおとなしく待つことができるようになります。これを訓練で何十分も待てるようにするのは相当大変なことです。20年間しつけ教室を行っていますが、このコントロールポジションが広まっていかないことがすごく残念です。
画像左上:卒業生の小夜くん。(当時5ヶ月)画像左下:卒業生のジーナちゃんとアンナちゃん。(当時6ヶ月)画像右上:卒業生のマーラちゃん。(当時3才)画像右下:現在レッスン中の雷くん、3ヶ月です。特に小夜くんは、リードを踏んだら3秒でこうなります。