横浜市の犬のしつけレッスン

Visse's Blog

横浜市の犬のしつけレッスン/書籍紹介~グレイがまってるから~

初版が1996年に刊行されました。著者は伊勢英子(いせひでこ)さんです。僕がこの仕事を始めた16年前に購入した本です。グレイと名づけられたシベリアン・ハスキーの子犬が、警察犬訓練士の訓練、いわゆる服従訓練を受け、成長するまでの物語です。著者が描く繊細な絵やユーモラスな文章はとても心が温まります


この当時の家庭犬のしつけは、警察犬の訓練をそのまま家庭犬に応用することが主流でした。「脚足行進」や「持来」など、警察犬の訓練用語がたくさん出てきます。最も衝撃的なのは、トイレを失敗したときに『~中略~失敗した所に鼻を押しつけ「ここはトイレじゃない!」と何度も尻や鼻を叩き、その度にキャンと鳴き、ごめんなさいの顔をし、すごすごとケージに入った。』というくだりです。


当時は罰を与えるしつけがほとんどでした。飼い主の方も知らないとはいえ、ひどい話ですよね。今でも甘噛みをしたら「口を手の中に入れて叱る」「マズルを掴んで叱る」ということが行われているようです。心が痛みます・・・。

 

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