横浜市の犬のしつけレッスン

Visse's Blog

コミュニケーションとしてのしつけ

 

100708_01.jpg犬が一度で座らない時、ほとんどの飼い主が犬の顔を覗き込み、何度も「スワレ」を連呼します。なぜ何度も言わなければ言うことを聞かないかというと、飼い主に「意識」が向いていないからです。

なので、いくら声を荒げて「スワレ!!」と言ってもなかなか聞きません。家庭犬のしつけは、一方的に命令して言うことをきかせることではありません。

 

大切なことは、どんな状況でもどんな場所でも飼い主が愛犬の名前を呼んだ時、犬が飼い主の顔を見上げ、犬の方からコミュニケーションを取ってくることです。                   

そのコミュニケーションの原則とは、
                                               ①犬の名前を呼ぶ

100708_02.jpg②犬が「なあに?」と飼い主を見上げる                      ③して欲しいことを指示する

                               

これがコミュニケーションの原則です。しかし、多くの飼い主の方が、犬が一度で言う事を聞かない場 合、犬の顔を覗き込んで指示を与えようとします。飼い主が犬の顔を覗き込む習慣がつくと、犬は見上げる必要がないのですから、おやつがない限り、一生飼い主を見上げる習慣はつきません。
                                               もうひとつのミステイクは、飼い主が犬の名前と指示をセットにしている場合です。「太郎スワレ」、「次 郎スワレ」という具合に、犬の名前の後にすぐ指示を出すと、犬に「なあに?」と反応する暇を与えないので、これも、犬は飼い主の顔を見上げるようにはなりません。
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こうして、飼い主は知らず知らずのうちに、犬が飼い主を見上げなくてもいい習慣をつけているのです。人間も相手の名前を呼んで、相手がこちらを見てくれなかったら、コミュニケーションは永遠に始まりません。                                                            

それと同じで、愛犬の名前を呼んで犬が振り向いてくれなかったら、関係としては終っています。そして、犬が見てくれないからと、犬の顔の前に自分の顔を突き付けて座らせても、それは犬の「意思」ではなく「強要」でしかありません。

 

どうでしょうか皆さん? 愛犬とコミュニケーションが取れていますか?

 

写真上:ソルくん 中:コロくん 下:ドンくん 


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