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Visse's Blog 2022年6月アーカイブ

横浜市の犬のしつけレッスン/狛江市 柴犬 こよりちゃん 1才

犬のしつけ教室・出張レッスン・無駄吠えの矯正レッスンを行うドッグスクールヴィッセの新入生です。柴犬のこよりちゃん(狛江市)1才です。IMG_0544.jpg

横浜市の犬のしつけ教室/今日のわん子達。

犬のしつけ教室・出張レッスン・無駄吠えの矯正レッスンを行うドッグスクールヴィッセの今日のわん子達です。画像左上:カニンヘンダックスフントのフクくん(保土ヶ谷区)画像右上:柴犬のこよりちゃんとひまりちゃん(狛江市)画像左下:カニンヘンダックスフントのだっきちくんとこきちくん(鶴見区)画像右下:トイプードルのグリィくん(栄区)2022.6.5.jpg

横浜市の犬のしつけ教室/今日のわん子達。

犬のしつけ教室・出張レッスン・無駄吠えの矯正レッスンを行うドッグスクールヴィッセの今日のわん子達です。画像左上:トイプードルシェルくん(中区)画像右上:ラブラドゥードゥルのフォカちゃん(青葉区)画像左下:ラブラドールレトリーバーのラブちゃん(港南区)2022.6.4.jpg

横浜市の犬のしつけ教室/甘噛みについて

犬が甘噛みをしたら「マズルをつかんで叱る」「口の中に手を入れて叱る」「仰向けにして叱る」「チョークチェーンで首を絞める」など、いまだにこういうしつけ方があることに心が痛みます。相手はまだ赤ちゃんです。人間の赤ちゃんに、こんなことをする人はいないと思います。

一般的に甘噛みは歯が痒いからと言われていますが、なぜ子犬は甘噛みをするかと言うと、成犬になった時に、チームの一員として狩りに参加しなければならないので、兄弟たちと毎日狩りの練習(プロレスごっこ)をする必要があるのです。これは子猫も同じです。

 

しかし、飼い主の元に来た犬には兄弟がいないので、飼い主を狩りの練習相手に求めます。もし先住犬がいる場合は、先住犬が格好の練習相手となります。犬が甘噛みを始めたら、叱るか、すぐにその場を立ち去るか、一切反応しないかのどれかになります。


しかし、どの方法もすぐには効果が出ることはありません。結論としては、甘噛みをすぐにやめさせる方法はありません。甘噛みは、大体5~7ヶ月齢位でやらなくなりますから、それまで何とか耐えてもらうしかありません。稀に7ヶ月過ぎてもやる犬もいますが…。

 

また、甘噛みを放っておくと大人になって、本気噛みになると言っている人達がいますが、甘噛みと本気噛みは全く別の問題です。もし将来、犬が本気で飼い主を噛むようになったら、それは、生活環境も含めて、しつけ方ではなく育て方の問題です。


甘噛みはやめさせようとするのではなく、齧るという行動欲求を満たすことが一番の解決策です。
以下、甘噛みを減らすために必要なことになります。

 

1.ガム(牛皮)やアキレスなど、噛むものを毎日与える。

2.ロープで引っ張りっこをして、エネルギーを発散させる。

3.プロレスごっこが出来るお友達を探す、またはドッグランに行く。

4.度を過ぎた甘噛みは、しっかりと叱る。


横浜市の犬のしつけ教室/家庭犬のしつけって何?~しつけの歴史~

一般的な犬のしつけの共通のイメージとしては、「スワレ」や「マテ」「フセ」などの動作を教え、命令して言うことを聞かせることではないでしょうか。そして、この「犬のしつけ」とも思われている、「スワレ」や「マテ」などの動作を教えることを、「服従訓練=オビディエンス」と呼んでいます。


この服従訓練というのは、もともとヨーロッパの使役犬の訓練から生まれたものです。警察犬や盲導犬、介助犬など、人間の仕事を手伝う作業犬たちの仕事場は人間社会です。その人間社会で好き勝手な行動をしていたら、到底作業犬としての仕事はつとまりません。


ですので、作業犬としての様々な訓練の前に、指示された命令に忠実に従うことができるまで、徹底的にこの服従訓練を行うという訳です。欧米では犬のしつけのことを、「behavior(ビヘイヴィア)=行動、振る舞い」と呼んでいます。


外国人の方に、「愛犬に何を望みますか?」と質問すると、必ず 「I want my dog to be a well behavior dog.」と答えます。要は、お行儀の良い子になって欲しいということです。

 

特にヨーロッパでは、ほとんどの国が犬と一緒に電車にもバスにも乗れますし、レストランやカフェにも犬と一緒に入れます。当然、そこで犬に求められるものは、「マナー」ということになる訳です。


そして、このお行儀とは、外でのお行儀の良い子を求められているので、電車やバスの中、レストランなどのどんな場所でも、お行儀が身につくまで訓練をするのです。当然レッスンのスパンも数ヵ月ではなく、1年以上にわたって行います。


飼い主と歩く時は、飼い主の横にピッタリと横について歩きますから、お散歩の時に他の犬に吠えかかるということもありませんし、レストランでは、飼い主が食べ終わるまで、テーブルの下で伏せてじっと待っています。なんだか盲導犬の様ですね。もっとも盲導犬との違いは、段差で止まる、カーブを曲がる、障害物を避けること以外は、大きな違いはありません。

 

欧米の犬のしつけには、あるべき姿の共通のゴールがあるのに対して、日本の犬のしつけには、それぞれの家庭の生活環境が違うので、それぞれのゴールがあり、あるべき姿の共通のゴールがないと言えるでしょう。

 

日本における現在の家庭犬のしつけは、犬が庭に鎖で繋がれ残飯を食べさせられていた昭和のしつけがベースになっています。その昭和のしつけとは、「おすわり」「お手」「おかわり」などの「芸」を教えることでした。

 

しかし、犬が庭からリビングに招かれ、「家族として共に暮らす」ようになった今、昭和のしつけでは、無駄吠えなどの問題行動が起きた時に、まったく役に立たないのです。


犬が人間社会で暮らすということは、私達が文化も習慣も違う外国で暮らすことと同じことです。ヒトとイヌはコミュニケーションの手段が違います。そんなコミュニケーションの手段が違うヒトとイヌが快適に暮らし理解しあうためには、コミュニケーションの取り方をお互いに学ぶことが大切なことなのです。


■しつけ=やっても良いことと、いけないことを教えること。⇒教える側に方法が確立されていない。 
■訓 練=スワレやマテなどの動作を教え、どんな場所でもできるようにすること。⇒日本では、家ではできるけど外ではできないということが多い。(できなくても、とくに問題はない)


横浜市の犬のしつけ教室/犬とのコミュニケーションの取り方~アイコンタクト~

私達が小さい時から聞いたり、読んだりしてきた物語あるいは、テレビや映画の中に登場する犬たちは、飼い主にとても忠実で擬人化されて描かれています。そんなイメージが強いせいか、多くの方が犬に言葉が通じると思い、言葉で言い聞かせようとします。


犬が人に話しかけられている時に気にしていることは、何を言っているかではなく、どういう風に言っているかなのです。例えば、散歩中に無駄吠えをしている犬に、優しく「大丈夫、怖くないよ」とか「お友達でしょ」などと声をかければ、優しい言葉がご褒美となり、犬は吠えることを肯定されたと思い、毎回同じ場面で吠えてしまいます。☜正の強化

犬とのコミュニケーションの取り方で大切なことは、


① 犬の名前を呼ぶ ⇒ 良いことや楽しいことが起きる前ぶれ

➁ 犬が「なあに?」と飼い主を見上げる ⇒ 反応する 

➂ して欲しいことを伝える ⇒ スワレやオイデなどの行動
                                      

これがコミュニケーションの原則です。ちなみに、この流れを「3項随伴性」といいます。でもこれって人も同じですよね?しかし、多くの飼い主の方が、「太郎スワレ」「次郎スワレ」という具合に、犬の名前と指示をセットにしています。犬は「なあに?」と反応する暇がないので、飼い主の顔を見上げて、アイコンタクトが取れるようにはなりません。


もうひとつのミステイクは、犬の名前を何度も呼ぶこととです。犬の名前を何度も呼ぶ癖がつくと、犬は1回で反応しなくなります。人間も相手の名前を前を呼んで、相手とアイコンタクトが取れずこちらを見てくれなかったら、ミュニケーションは永遠に始まりません。

どうでしょうか皆さん?愛犬とコミュニケーションがきちんと取れていますか? 


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