DOG SCHOOL Visse


お客様の声 「飼い主が変われば犬も変わる」今はこの言葉が心から実感できます。


「飼い主が変われば犬も変わる」今はこの言葉が心から実感できます。


飼い主様名

廣川章子様

コース

問題行動矯正レッスン

犬の名前

ノア 5才

犬種

トイプードル

受講期間

2クール 私がノアと暮らし始めたのは、2019年12月でした。犬種は飼いやすいと友人の薦めもあり、メスのトイプードルに決めました。猫を飼った経験しかなかったので、犬の幼稚園に入れるべきか、しつけ教室に通うべきか悩みましたが、犬は人に対して従順であるという思い込みからなんとかなると思い、結局どちらも行きませんでした。
 
2回目のワクチンが終わり、散歩に行けるようになると同時にコロナが蔓延し、道で他の犬や人に会ってもなるべく距離を置く日々が続いたせいか、コミュニケーションが取れない子になってしまいました。
 
また、家にいることが多くなった私にベッタリで、いつもそばにいました。知人から「最初が肝心だから、厳しくね」と忠告されていたにもかかわらず、今思えば甘々な飼い主でした。それでも特に困った問題等はありませんでした。
 
そして、ノアが4歳を迎えた頃、ノアを娘に任せて主人と1週間旅行に行きました。旅行中に娘から「散歩に連れて行っても、すぐ家に帰ってしまう」等のメールはありましたが、特に心配はしていませんでした。しかし、旅行から帰宅すると、ノアの様子がいつもとまったく違っていて愕然としました。
 
いつもなら帰宅を喜んで走ってくるのに、一向にケージから出てこず、こちらを睨んでいるように見えました。それからというもの、ケージに引きこもってしまうことが増え、ケージに近づくと「ウー!」と唸るようになってしまったのです。
 
そして、こちらが怯んでいるのがわかるのか、次第に激しく吠えるようになり、まったく手に負えなくなったため、警察犬の訓練をベースに家庭犬のしつけをしているドッグトレーナーさんに、出張トレーニングをお願いしました。
 
トレーナーさんから「社会性の欠如」や、きちんと「いけないこと」が教えられてない等の指摘を受け、まさしく飼い主の責任であると痛感しました。そして、ケージで吠え続けるノアの姿を見たトレーナさんから、「これはもうケージを片付けるしかない」と言われ、吠えなどの問題行動は、チョーク首輪をリードで引っ張り、首にショックを与える方法を教わりました。
 
さらに、抱っこなどの要求にも応えてはいけないと注意されました。そうして、6回ほど来ていただきかなり改善したように見えたので、いったんトレーニングを終了しました。これで穏やかに過ごしていけると思っていましたが、数ヶ月後にペットホテルに預けた直後に大変な問題が起きました。
 
ペットホテルから家に帰ってきたノアにオヤツをあげようとした主人を噛み、同日の午後にハーネスを触ろうとした私を本気で噛んだのです。そして、どうしようかと対応策を決めかねていた次の日、遊びに来ていた孫までも噛んでしまったのです。
 
さらに数時間後、お腹を見せて仰向けになったので撫でていたら突然噛んできました。すぐに「いけない!!」と強く叱りましたが、怯むことなくさらに「ウー!」と私を威嚇してきました。
 
犬が大好きでいつも可愛がってくれた孫を噛んだことがあまりにもショックで、本当にこのままではいけないと思い、ネットで色々なしつけ教室を探し、同じような問題の成犬が改善していったVisseの「お客様の声」を読み、他にはない糸山先生の教育方針に共感し、レッスンをお願いすることにしました。
 
カウンセリング当日、先生から「リードを踏んでおいてください。」と言われ踏んだところ、ノアは1秒もじっとすることができませんでした。そして、そんな状態のノアに「落ち着いて、大丈夫だよ」と私が繰り返し話しかけていると、「それは全て独り言ですよ。」と、先生から指摘されました。
 
先生から「落ち着いて、大丈夫だよと言ってノアは落ち着きますか?落ち着くことはないと思いますよ。」と言われ、確かに私がいくら「落ち着いて、大丈夫だよ」と声をかけても、ノアは落ち着くこともなく興奮しっぱなしで、まったくその通りだと思いました。ちなみにこの「大丈夫」という言葉は、女性が使う3大用語の一つだそうです。
 
先生曰く、犬が落ち着かない時や、興奮している時にやさしい言葉をかけると、構ってもらえたという「ご褒美」の意味を持ってしまい、その時の犬の行動が益々強化されるそうです。
 
そして、翌週からノアと私のレッスンが始まりました。1回目の基礎レッスン終了後、公園までお散歩レッスンに行く際、犬が前から来たので、私はすれ違う犬に吠えてはいけないと思い、いつものように「いけないよ、いけないよ」と言いながら歩いていました。

すると先生から「まだ吠えてもいないのに、“いけないよ”と言われても何がいけないか犬は理解できません。“いけないよ”と言って、ノアの意識が廣川さんに向けば問題ないのですが、まったく廣川さんに意識が向いていませんよね? だから独り言なんです。」と指摘されました。

さらに先生から「コミュニケーションとは、相手の意識がこちらに向いて成立するものです。」と言われました。
その通りです。独り言を言えば言うほど、ノアの意識は全く私に向きません。

言ってはいけないと言われているのに、つい言ってしまう自分に落ち込みました。ノアと暮らし始めた5年間で独り言を言う癖がついてしまい、すぐには対応できず落ち込んでしましました。

 
でも私が変わらなければまた家族を噛んでしまうと思い、頑張って前を向こうと決めました。しかし、問題が簡単に解決するはずもなく、3回目のレッスンまでの間に私が2回噛まれました。
 
それでも頑張って「日常生活で行う3つのこと」 「アイコンタクト」 「一時待機の待って」を毎日練習し、そして、テキストも何度を読み返し、レッスン中に送っていただいた動画も見て、先生から教わったことを繰り返し復習しました。
 
すると1クールが終了する頃には、ノアの攻撃的な行動がなくなり、私は教わったことをこなせるようになって来ました!以前は名前を呼んでもチラッとしか見なかったのに、今では真っ直ぐに私を見上げてくるようになったのです!やっとノアと心が繋がった気がしました!
 
「グ~ド!、グ~ド!」とたくさん褒めるだけで、こんなにも変わるのかと驚きました。先生がいつも言われている、「心を育むということは、ひたすら褒め続けるということです。」の意味が実感できました。
 
また家族以外には絶対に近づかなかったのに、近所の方に自分から近寄って行き、撫でてもらえるようになり、「ノアちゃん変わったわね。」と言われるようにもなりました。散歩も以前は一日1回でしたが、朝・夕2回行くようにすると、朝ご飯をきちんと食べるようになりました。
 
Visseの目標の一つである、
「心と体を育み、情緒が安定した落ち着きのある子に育てること」が達成できたと思えました。
 
そうして日常生活は大分落ち着いてきましたが、スクールも卒業間近になり、以前から計画していた孫達との旅行の日が近づいて来ました。

今まで問題が起きたのは、私が家を留守にしたことが原因だったので、旅行に行くとまた元のノアに戻るのではと、心配で行くのをとても悩みましたが、結局、4日間ペットホテルに預け旅行に行きました。そして、ドキドキしながら旅行から帰ってみると、いつも以上に甘えて来て普段通りのノアで安心しました。
 
9回目のレッスンの時に、先生から「本当によく頑張って変われましたね!間違いなく今年のMVPですよ。」と言っていただけ、とてもうれしかったです。いつも独り言を言って注意されてばかりだったので、何とか変わろうとした自分を認めていただけて救われました。
 
先入観や思い込みで成長できないのは飼い主だったのだと思います。最初のトレーナーさんから教わった、リードで強く首輪を引っ張っていくらショックを与えても、犬も飼い主も何も学べません。
 
Visseのレッスンは、犬以上に飼い主への指導が中心で、本当に「飼い主が学ぶしつけ教室」だと思います。
 
「犬の学習は、上書き学習です。そして、犬は死ぬまで学習する生き物です。」と先生は言われました。その通りノアは5歳近くでも変わることができました。同時に私も変わることができました。

「飼い主が変われば犬も変わる」今はこの言葉が心から実感できます。
また誰かが噛まれるのではと、怯えて暮らしていたことを思うと、先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
先生から教わった「共に暮らすためのしつけ」を忘れずに、これからも温かく時には厳しく共に過ごして行きたいと思っています。2クールのレッスンありがとうございました!
 
廣川章子・ノア

< たくさん褒めてもらっているムーの全身から喜びが溢れていました。
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10回のレッスンが終わり、穏やかな気持ちで今の生活を過ごせています。 >


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