お客様の声 先生に「問題ではなく苦手なだけ」だと言われ、勇気をもらうことが出来ました。 |
先生に「問題ではなく苦手なだけ」だと言われ、勇気をもらうことが出来ました。 |
糸山先生にお世話になり始めてから5か月目になります。
ホームページを読んでいて、ピンとくる何かがあったのですぐにメールを送りました。
当時、2歳8か月の我が家のココとナッツは、生後9か月くらいまでは、ほかの犬に吠えることはなかったと思います。ペットショップの店員さんに言われた通り、3回の予防接種が終わるまでほとんど外に出しませんでした。その時すでに生後5か月くらいになっていたと思います。
今思えば完全に大切な時期をのがしていました。臆病な私はこの子たちに、経験も冒険もさせることもなかったと思います。どんどん外に出ること・・・いろんな人、他の犬とふれあいの機会をもつことも・・・
生後10か月になるころから他の犬、猫、鳥への吠えが激しくなって、リードをぐいぐい引っ張るようになりました。どう制止していいのかまったくわかりませんでした。
吠えに対してもなだめるように叱り、結果、応援のような言葉をかけていたと思います。それでも2才になれば落ち着くだろう、もう少しすればいい子になってくれると思い込んでいました。
ところが2才すぎても吠えは激しくなるばかり、力も強くなってきて1人で悩む日々でした。すがる思いで先生のカウンセリングを受けました。
そして2回目のレッスンの時でした。これまでの辛かった時の、いろんな感情が噴出して先生の前で大泣きしました。当時を振り返って思うと、自分自身が前向きではなく、自分が頑張るというより「先生、どうにかしてください」という感覚でいたと思います。
最初に「半年はかかる」と言われたのは、この子たちではなく飼い主の自分に必要な期間のことだと、レッスン開始から半年近くになった今になって実感しています。
先日、いつも行く家の近くの公園に散歩に行きました。前に会ったことのある大型犬2頭に偶然会いました。いつもはうちのが吠えてしまう事に引け目を感じて、挨拶だけしてその場を去るのですがその日はしばらく御一緒させていただきました。
すると、もう1頭集まってきました。ナッツは相変わらず吠えていましたが、それでも叱りつつ様子を見つつ・・20分以上はその場で遊ばせてもらいました。
やはり最初に出会った子に執着して その子が何か行動するとワンワン吠えてました。あとから来た小型犬のことはあまり気にしない様子でした。
その公園からの帰り道は、さんざん吠えまくって気がすんだのか、何頭かの犬と出会いましたがほとんど気にしない様子でした。吠えない事にうれしい反面、どうして?なんで?と思ってしまいました。
「問題行動じゃなく苦手なことがあるだけだ」って先生の言葉に勇気をもらったこともあり、その日はもう少し様子を見たいと思ったので、夕方にお散歩レッスンでいつも行く山頂公園へ行ってみました。
今までは100パーセント吠えていたのですが、相手のワンちゃんの行動によって吠えたりそのままスルーできたりと半々でした。
午前中の他の犬と過ごす、という体験の成果じゃないかと気づきました。これまで私が逃げてきた事でした。朝の散歩で出会った飼い主さんに こういう子こそドッグランに放りだしなさいと言われました。
やっぱり一番臆病なのは私であること、この子たちを社会化不足に陥らせてしまったのは全部自分の責任だとつくづく感じました。
頂いたテキストにもありましたが、もっともっと冒険も経験もさせてあげようと今更ながら反省しています。
そしてテキストにあった通り、自信をつけさせてあげようと思います。この子たちにとってこの自信こそが大切なもので、それを引き出してあげるのは、飼い主である自分しかいないと実感しました。
この子たちといろいろ経験しながら悩みながらも、何はともあれ楽しんでいこうと思いました。
先生にはもうしばらくお世話になる予定です。人見知りのナッツ、臆病なココと私をよろしくお願いします。
並木 ココ&ナッツ
(C)DOG SCHOOL Visse |