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横浜市の犬のしつけ教室/甘噛みについて


2022/06/03 10:23

犬が甘噛みをしたら「マズルをつかんで叱る」「口の中に手を入れて叱る」「仰向けにして叱る」「チョークチェーンで首を絞める」など、いまだにこういうしつけ方があることに心が痛みます。相手はまだ赤ちゃんです。人間の赤ちゃんに、こんなことをする人はいないと思います。

一般的に甘噛みは歯が痒いからと言われていますが、なぜ子犬は甘噛みをするかと言うと、成犬になった時に、チームの一員として狩りに参加しなければならないので、兄弟たちと毎日狩りの練習(プロレスごっこ)をする必要があるのです。これは子猫も同じです。

 

しかし、飼い主の元に来た犬には兄弟がいないので、飼い主を狩りの練習相手に求めます。もし先住犬がいる場合は、先住犬が格好の練習相手となります。犬が甘噛みを始めたら、叱るか、すぐにその場を立ち去るか、一切反応しないかのどれかになります。


しかし、どの方法もすぐには効果が出ることはありません。結論としては、甘噛みをすぐにやめさせる方法はありません。甘噛みは、大体5~7ヶ月齢位でやらなくなりますから、それまで何とか耐えてもらうしかありません。稀に7ヶ月過ぎてもやる犬もいますが…。

 

また、甘噛みを放っておくと大人になって、本気噛みになると言っている人達がいますが、甘噛みと本気噛みは全く別の問題です。もし将来、犬が本気で飼い主を噛むようになったら、それは、生活環境も含めて、しつけ方ではなく育て方の問題です。


甘噛みはやめさせようとするのではなく、齧るという行動欲求を満たすことが一番の解決策です。
以下、甘噛みを減らすために必要なことになります。

 

1.ガム(牛皮)やアキレスなど、噛むものを毎日与える。

2.ロープで引っ張りっこをして、エネルギーを発散させる。

3.プロレスごっこが出来るお友達を探す、またはドッグランに行く。

4.度を過ぎた甘噛みは、しっかりと叱る。



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