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アニマルコミュニケーションのお話。


2013/02/21 09:33

今日は、僕が講師を行っているアニマルコミュニケーションカレッジで、スタッフをしている近藤さんの愛犬「りく」くん(11ヶ月、ポメラニアン)のお話をご紹介します。とても不思議な話ですよ!?。

今月(2013年2月)の頭に、アニマルコミュニケーターの師匠である高江洲先生に「りくをもっと男らしく育てなさい」とのご指導をいただいたため(※理由はひとまず割愛します)、それからは男性的な面を見て褒めたりし始めました。
 
すると、家の中でマーキングするようになってしまったのです!?ママ(僕のパートナー)がいくら厳しく注意しても収まりません。先生に報告&相談したところ、「飼い主にとっては大変だろうけど、今はそれで良い。"りくの男らしさは充分に分かっているよ"ということを伝えるように」とのアドバイスをいただき、それを実践。
 
しかし、なかなか収まりません。ちょっとでも目を離すとマーキング。ママの物はもちろん、まさかの、僕の腕にまでしてしまいました...。あきれ、りくとの接触を減らしていくママ。このままでは、いけない。こういう時こそ、アニマルコミュニケーターとして解決しなければならない。
 
他人の子とコミュニケーションを取る前に、まずは自分の子と分かり合っていくことが大切。でも、いくら言葉で伝えても収まらない。頻発する室内マーキング。トイレのしつけの時のように、ちゃんとトイレで出来た時にご褒美(お菓子など)をあげるようにしても、駄目。
 
僕は何日も悩みました。しかし、ある日、僕の中の純粋な僕(=インナーチャイルド)が言いました。「言葉で伝えるだけが、コミュニケーションじゃないんじゃないの?ほら、文字とかさ」。その時、気づいたのです。人間同士であっても、メールや手紙などが交流の重要なツールであること。
 
そもそも僕自身、文字でのやり取りが好きなこと。僕自身、よくTo Doや注意事項を忘れ、パートナーに叱られ、家の中に貼り紙をしたりして自分を戒めたこと。そして、りくの性格や性質が、極めて僕に似ていること(笑)。
 
『りくの男らしさ、カッコ良さは、パパもママも充分に分かっているよ。だから、家の中でマーキングなんかする必要はないんだ。ここは間違いなく君の家であり、君の縄張りだよ。』そのようなメッセージとエネルギーを込めて、僕は黒マジックで紙に文字を書きました。
 
しかし、動物さんへのメッセージは言葉でも何でも、出来るだけシンプルに分かりやすくすることがポイントです。上記のようなメッセージを込めて、ただ一言、分かりやすくストレートに「マーキングはダメです!!」と書き(笑)、サークル内に貼ったのです。【※添付画像参照】

「犬に対して何をしてるんだ、この人...。」ほとんどの人が、そう思うでしょうね(笑)。普通の人なら、頭がおかしいと思うはずです。当然、パートナー(りくのママ)にも言われましたよ。「犬は、文字を読めないよ?」と。極めて、正論です(笑)。

さて、貼り紙をした結果ですが、それ以降、一切マーキングをしなくなりました。室内でりくを放置後、今までマーキングをしていた各ポイントをチェックするも、問題なし。偶然のように"段々、収まった"とかですら無く、『貼り紙をした直後から、ピタッと収まった』のです。
 
知り合いのドッグトレーナーの方に報告したところ、「行動分析学的には、説明がつかない」とのことでした。常識や概念を覆すアプローチ。それが、「アニマルコミュニケーション」の世界なのです。
 
※今回の問題行動解決方法は、あくまでも「りくに合わせた」ものです。すべてのコンパニオンアニマルに通用するわけではありません。人間同様、その子その子にとって効果的なコミュニケーション手段があるので、ご留意ください。
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