この物語を「家族を愛するすべての大人」へ捧ぐ。
● だいじろうのひとこと ●
夢にまで見た「きみとのくらし」が、とうとうはじまる。
あの日は、まっ青な空がどこまでも広がり、
お日さまがキラキラとかがやいていたのをおぼえているよ。
それはまるで、祝福の光のシャワーを浴びているようだった。
きみはちょっとまぶしそうにしていたけどね。
おかあさんにだかれた、きみの小さな体を見て、ぼくはこうおもったんだ。
「きみは神さまがくれたたからものだと・・・ ・・・」そして、
「どんなことからもきみを守る」って。